【弁理士の日記念ブログ企画2018】知財業界のライバル

弁理士あれこれ
トンボ
トンボ

7月1日って『弁理士の日』らしいですね。

カブト
カブト

よく知ってるね!僕でも最近知ったばかりなのに(笑)。

「7月1日の『弁理士の日』を一緒に盛り上げませんか!」

・・・と、弁理士と弁理士試験のブログのドクガク先生からお誘いをいただき、「知財業界のライバル」というお題で記事を書かせていただくことになりました。

っていうか、『弁理士の日』なんてあるんですね。知りませんでした・・・。

ドクガク先生、貴重な情報とお誘い、ありがとうございます!

弁理士のライバルと言えば・・・

「知財業界のライバル」と言うより、「弁理士のライバル」としたほうが話がしやすいので、勝手に少しだけお題を変えさせてもらいます。

まずは、弁理士のライバルと言ってパッと思いつくものを列挙してみます。

ライバルその1:ほかの弁理士

弁理士にとって最も現実的なライバルと言えば、仕事を奪い合わなければならない「ほかの弁理士」、特に「ほかの特許事務所の弁理士」でしょう。

特許事務所とクライアント(主に企業知財部)との付き合いは長年にわたることが多く、激しく仕事を奪い合うという雰囲気は表面的にはそれほどありません。

しかし、水面下で激しい競争があるのは事実です。

複数の特許事務所と付き合いのある企業知財部が、付き合う特許事務所を絞り込んでいく動きも見られますし、独立開業した弁理士が、元勤務先の特許事務所のクライアントを奪っていくというような話もあります。

ただ、ほかの弁理士は、単なる競合「他者」ではなく、いざというときに頼りになる「仲間」でもあります。横のつながりも大事にしたいものです。

ライバルその2:特許庁の審査官

ある意味、「特許庁の審査官」も弁理士のライバルと言えるでしょう。

クレームを書くとき、補正案を考えるとき、意見書を書くとき、いつも弁理士の頭の中にあるのは、「審査官ならどう判断するか」ということです。

しかし、審査官が仮想敵のごとく存在しているからこそ、弁理士も日々精進できるし、強い権利を取得することができるのかもしれません。

ライバルその3:弁護士

弁理士は、一部の訴訟で訴訟代理人を務めることができます。その一方で、弁護士資格を有していれば弁理士の業務をすることも可能です。

つまり、弁理士と弁護士は業務が重なり合うことがあり、ライバルになる可能性もあります。

弁理士も訴訟代理ができる?弁護士との違いは?
トンボ 弁理士も訴訟に関わることがあるって本当ですか? カブト おっ、よく知ってるね。知的財産に関する一部の訴訟については、弁理士も訴訟代理人や補佐人になることができるんだ。 ...

ただし、現実的には、同じ訴訟業務をするにしても、弁理士が担当する部分と弁護士が担当する部分とは住み分けができていますし、弁理士の主業務である出願業務を生業にしている弁護士というのも聞いたことがありません。

商標は文系出身者が多い弁護士にもとっつきやすい分野でしょうから、将来的に商標分野では、弁理士と弁護士との間に火花が散ることもあるかもしれません。

ライバルその4:クライアント

クライアント(主に知財部員)には弁理士資格を持っている人も多いですし、勉強熱心な人も多いです。

特許事務所の弁理士は、クライアントに評価してもらってこそナンボの職業なので、少なくともクライアントに付加価値を提供できる存在でなければなりません。

そういう意味では、特許事務所の弁理士は、クライアントをライバルと思って精進することも必要でしょう。

弁理士の仕事は良いも悪いもクライアント次第
トンボ ズバリ、弁理士の仕事って楽しいですか? カブト 正直、楽しいと思えるかどうかはクライアントによるところが大きいね(苦笑)。 どんな仕事でも、良いお客さんであれば気持ちよ...

ライバルその5:AI(人工知能)

最近よく話題になりますが、AIが弁理士業務の一部を代替することは十分にあり得る話であり、強力なライバルかもしれません。

ただ、弁理士業務のコアな部分は、AIにすぐに取って代わられるような定型的なものではない、と私は考えています。詳しくは下の記事をご覧ください。

弁理士の仕事はAIに奪われてしまうのか?
トンボ 弁理士の仕事がAIに奪われるかもしれないという話を聞きましたが本当なんですか? カブト 一部の業務はそうなる可能性はあるけど、弁理士の仕事すべてがAIに奪われることはないと思うよ...

むしろ、AI弁理士が作業的な部分を担ってくれれば、人間弁理士は知的業務に集中できるようになり、仕事がより面白く楽になるかもしれないという期待のほうが大きいです。

本当のライバル、それは自分だ!

以上、すぐに思いつくライバルをざっと挙げてきましたが、「ライバル、ライバル、ライバル・・・」とよ~く考えて最終的に行きついた答えは「自分」です。

別にカッコつけてるわけではなく、最近、本当にそう思うんですよね。

私も特許業界に入ったばかりのころは、実務に四苦八苦しながら、弁理士試験の勉強にも取り組み、今より大変な日々でしたが、向上心をもっていろんなことにチャレンジしていました。

しかし最近、新しいことにチャレンジするのが億劫で、「できるだけ慣れたやり方で済ませよう」と考えがちです。

仕事に対する慣れのせいか、あるいは歳のせいか・・・。

とにかく、『楽』を選ぼうとする自分に、ときどきムチを打つことを意識しているのであります。ハイ。

トンボ
トンボ

カブト先生、何でも歳のせいにしないでください!

カブト
カブト

はい、すいません。