弁理士試験にオススメの参考書10選

弁理士試験
トンボ
トンボ

弁理士試験の参考書にはどんなものがあるんですか?

カブト
カブト

予備校に通うか独学かによっても変わるけど、最低限必要なものだけ紹介するね。

弁理士試験にはじめてチャレンジする人は、どんな参考書を用意すればいいのか、迷ってしまいますよね。

ここでは、私が実際に使っていたものを中心に、「これだけはあったほうがいいかな」と思うものを紹介します。どの本も必ず最新版を購入するようにしてください。

ちなみに、一昔前は『特許法概説』などの基本書と呼ばれる類の専門書が必読と言われていましたが、最近はこのような専門書を購入する必要はないと思います。

知財法文集

弁理士試験は法律の試験です。法文集は絶対必須です。

知的財産権法文集

弁理士試験の試験科目となる法律は、この『知的財産権法文集』に収録されています。いくつかの出版社が出しているので、大きさや紙質などの好みで選べばよいと思います。

四法対照

『四法』とは、弁理士試験のメイン科目である特許法、実用新案法、意匠法、商標法の4つの法律を指します。

四法には同じ条文や似た条文がたくさんあります。『四法対照』には、四法の対応する条文が並んで記載されているので、条文を対比したいときに大いに役立ちます。

また、四法対照には余白がたくさんあるので、多くの受験生は余白にポイントなどを書き込んで、自作の参考書を作り上げています。

特許庁による解説書

条文はただ暗記するのではなく、条文の趣旨や制定の経緯を知ることで理解が深まります。そのためには、特許庁から出されている解説書を読むのが間違いがありません。

工業所有権法(産業財産権法)逐条解説(通称:青本)

受験生の間では『青本』という呼び方が定着しています。条文の趣旨の理解が必要となる論文試験と口述試験では必須となります。

ただし、青本の重要な記載は予備校のレジメにも記載されているので、最近は受験生の青本離れが進んでいるみたいです。これに対して、特許庁側は口述試験で青本の内容を問う問題を増やしているとかいないとか・・・

青本は重いしかさばるので、キンコーズなどで法律ごとに分冊してもらえば、持ち運びしやすくなります。

特許庁のホームページからもダウンロードできますが、電子データでは使い勝手が悪いし、プリントアウトすると膨大なページ数になるので、結局、青本を買うのが手っ取り早いと思います。

産業財産権法の解説(通称:改正本)

特許法や商標法はよく改正されます。法改正が行われると、改正の趣旨を解説した『改正本』が特許庁から発行されます。

法改正は試験でも問われやすいところなので、改正本は必ず読んでおくことをオススメします。

法改正後に青本が改定されると、だいたい改正本と同じ内容が追記されます。ただし、改正本のほうが解説が丁寧なので、改正本も併せて読んでおくのがベターです。

改正本も特許庁のホームページからダウンロードできますが、安いものなので購入したほうが早いですよ。

商標審査基準

『審査基準』とは、特許庁で出願を審査する際の判断基準を示したものです。商標だけでなく、特許や意匠にも審査基準はあります。

弁理士試験では、特許の審査基準はそれほど重要ではありません(実務では重要!)が、意匠と商標は目を通しておいたほうがよいです。

特許審査基準意匠審査基準商標審査基準はいずれもダウンロードできます。なぜか、商標だけは書籍化されているので買ったほうが楽チンです。意匠はがんばってプリントアウトしましょう。

弁理士試験の過去問

過去問を解かずして合格はあり得ません。どんな問題が出るのか知るために、早いうちから簡単にでも目を通すようにしましょう。

過去問集はここで紹介しているもの以外でも構いません。

短答試験

短答試験に関しては、暗記してしまうぐらい10年分の過去問を何度も繰り返し解くことを強くオススメします。くれぐれも直前期に1回だけやっておしまい、ということのないように!

短答試験は、10年分の過去問をマスターするだけで、かなり合格に近づけると思います。いろんな参考書に下手に手を出すより、過去問をひたすら解くことを心がけましょう。

必ず2冊とも購入してください。

論文試験

論文試験に関しては、過去問を何度も繰り返すという必要はないと思いますが、10年分を最低1回ずつは解いてみましょう。それだけでも結構大変だと思います。

インプットはバッチリの人でも、アウトプットの難しさを実感できると思います。答案構成力と筆力をしっかり鍛えましょう。

口述試験

口述試験もできれば10年分、少なくとも5年分の過去問はやっておきたいところです。

私は口述の過去問の質疑応答を自分で読み上げてボイスレコーダーに録音し、通勤中にひたすら聞いてました。

そのほかの参考書

そのほかに私が使用していた参考書の中でオススメのものを紹介します。

エレメンツ(独学・初心者にオススメ)

『エレメンツ』は、TACの講座でテキストとして利用されているものですが、市販もされています。1~3巻まであって、すべての試験科目を一通り網羅しています。

1巻(特許法/実用新案法)は第8版が出版されていますが、2巻(意匠法/商標法)と3巻(条約/不正競争防止法/著作権法)は第7版が最新版のようなのでご注意ください。

とてもわかりやすく、よくできた参考書なので、「とりあえず独学ではじめてみよう」という初心者が最初に取り組むのにベストだと思います。

弁理士試験に独学で合格できるか?
トンボ 弁理士試験は独学でもなんとかなりますか? カブト 予備校に頼らずに最終合格まで勝ち取るのは相当難しいと思うよ。 弁理士を目指そうと決めたものの、予備校(受験機関、資格ス...

知財判例集

知財関係の判例集はいくつか市販されていますが、この本が一番コンパクトにまとまっているかと思います。コンパクトすぎて、少し物足りない部分もあります。

ただし、試験対策としては判例にあまり深入りしないほうがよいので、この本に収録されている判例を押さえるぐらいで十分だと思います。

短答アドヴァンステキスト

実は私が一番紹介したかった参考書は、LECの『短答アドヴァンステキスト』という教材でした。

1つ1つの条文のポイントが簡潔ながら漏れなくまとめられており、短答試験の強い味方となってくれました。

私が受験生だった当時はLECの通信販売で誰でも購入できたのですが、残念ながら現在は対象講座に申し込んだLEC生にだけ配布されるようです。ショック(泣)。

短答アドヴァンステキストを使用するLECの弁理士講座

トンボ
トンボ

うわ~、最低限のものだけでも結構なボリュームですね。

カブト
カブト

一気に全部そろえなくても大丈夫だよ。とりあえず条文集とエレメンツがあれば勉強はスタートできるよ。

弁理士の予備校選びに悩んでいる人は、こちらの記事もどうぞ。

弁理士の予備校の比較-あなたにオススメなのはここだ!
トンボ 予備校選びで悩んでしまって時間ばかりが・・・ カブト 大きな買い物だから悩むのは仕方ないけど、最後は思い切りも必要だよ! 弁理士の予備校(受験機関、資格スクール)を選ぶ...