弁理士試験に独学で合格できるか?

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トンボ
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弁理士試験は独学でもなんとかなりますか?

カブト
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予備校に頼らずに最終合格まで勝ち取るのは相当難しいと思うよ。

弁理士を目指そうと決めたものの、予備校(受験機関、資格スクール)の料金にドン引きして、「独学でなんとかしようかな」と考えたことある人、私だけでしょうか?(笑)

この記事では、「弁理士試験に独学で合格できるの?」という質問に対して、私なりの回答をしたいと思います。

ちなみに、ここで言う『独学』とは、予備校の講座を受けずに、市販の書籍のみで勉強することを意味します。予備校の通信講座は独学には含みませんのでお間違いのないよう。

弁理士試験の基本的な事項については、以下の記事を参考にしてください。

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短答試験は独学でもなんとかなる

1次試験の短答試験は、独学でも十分に合格の可能性はあります。

短答試験は、センター試験やTOEICなどでおなじみのマーク式の試験で、5つの選択肢から正解を1つ選びます。

問われたことに対して正否を判断するだけなので、正しい知識を増やしていけば自ずと正解率は上がります。特別なノウハウは必要ありません。

ただし、科目数が多いので、戦略を考える必要があります。

大事なのは、適切な参考書を選んで、配点の多い四法(特許法、実用新案法、意匠法、商標法)をしっかり勉強すること。参考書はいろんなものに手を出さずに、同じ参考書を何度も読み返すようにしたほうがいいと思います。

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四法で7~8割ぐらい正解できるようになれば、短答試験の合格が見えてきます。

四法以外の科目については、条文数の少ない不正競争防止法とパリ条約は1つも落とさないつもりで重点的に勉強します。残りは足切りに引っかからない程度の必要最低限でよいかと思います。

ま、このあたりの加減が難しいのですが・・・

過去問は10年分を繰り返しきっちりやりましょう。

過去問を解くこと自体がいい試験勉強になりますので、ある程度キリのいいところまで勉強が進むたびに、該当する部分の過去問を解くようにしましょう。勉強が一通り終わってから、試験直前に過去問を始めるというのは間違いです。

過去問を解く際、はじめのうちは、時間がかかっても構いませんので、1つ1つの選択肢の正否をきちんと判断しながら解くことをオススメします。点数の伸びが違います。

誤解のないように言っておくと、「短答試験は独学でもなんとかなる」のは本当ですが、独学をすすめているわけではありません。予備校を利用したほうが、勉強の効率は確実にアップするでしょう。

論文試験は独学ではほぼムリ

2次試験の論文試験(必須科目)は、短答試験と違って、独学で突破するのは不可能ではないにしても極めて困難です。

論文試験を解くには、制度の趣旨や論点を理解して覚えておく必要があります。予備校の論文講座を受講すると、こういった趣旨や論点が整理されたレジュメをもらえます。

一方、独学でレジュメなしでなんとかしようとしても、論文試験に合格するための知識のインプットすら思うままにいきません。

さらに、論文試験の勉強では、インプットだけでなく、アウトプットの練習も必須です。

独学でアウトプットの練習をしようと思うと、自分で過去問を解くぐらいしかできません。しかし、完ぺきすぎる模範解答を見て、「自分にはこんなのムリだ~」と放り出してしまうのがオチです。

予備校では、実際に論文の問題を解く『答練(答案練習会)』という講座が用意されています。

答練を受講すれば、プロの講師からポイントを教えてもらえるので、効率的に合格点に到達するための術を学べます。また、自分の実力が客観的にわかるのもいい刺激になると思います。

このように、独学ではインプット・アウトプットの両面において非常に不利なので、論文試験対策には、予備校を利用することを強くおすすめします。

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口述試験は模試を受けるべし

3次試験の口述試験は、基本的な内容が問われる試験であり、短答試験と論文試験を突破してきた人にとって難しいものではありません。

実際、予備校でも口述試験用の講座というのはなく、模試があるぐらいです。予備校の模試以外にも、弁理士の各会派の先輩が企画してくれるものもあります。

過去問をしっかりやって、模試を少なくとも2、3回受けておけば、口述試験の対策は十分でしょう。

独学の代わりにオンライン予備校を使うのも一つの手

私は1回目の受験のときは独学で挑んだのですが、短答試験であっさりと不合格となりました。

2年目からは予備校に通うことにしたのですが、いざ予備校に通い始めると、独学がいかに非効率だったかを実感しました。

弁理士試験の短期合格を目指す人は、早めに覚悟を決めて、予備校に申し込むことをオススメします。

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最後に、独学を検討している人は、予備校の価格の高さが大きな理由だと思います。

しかし、最近はリーズナブルな価格で弁理士講座を提供している『資格スクエア』や『通勤講座』などのオンライン予備校が存在感を増してきています。

これらのオンライン予備校を選べば、自宅で独学と同じようにマイペースで勉強できますし、価格面のハードルはかなり下がります。一度検討してみてもいいと思いますよ。

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トンボ
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結局、予備校は高くても利用したほうがいいということですか?

カブト
カブト

早く合格したいなら、時間をお金で買うつもりで割り切ったほうがいいと思うよ。