スタディングという予備校があるみたいですが…。
圧倒的な低価格を武器に受講者数が増えているオンライン予備校だよ。
弁理士試験の予備校といえば、圧倒的にLECが有名ですが、最近は『オンライン予備校』と呼ばれるジャンルの予備校が急速に勢力を伸ばしつつあります。
オンライン予備校の双璧が『スタディング』と『資格スクエア』で、特にスタディングは断トツに安い価格で評判となっています。
しかし、いざ安いとなれば、「安かろう悪かろうじゃないの?」と疑いたくなるのが人情。
そこで、スタディングの弁理士講座が実際のところどうなのか、その特徴や評判を調べて、私なりに考察してみました。
STUDYing(スタディング)とは?
スタディングは、2008年に『通勤講座』という名称でサービスを開始し、10年目の節目である2018年に、名称を『STUDYing(スタディング)』に変更しました。
個人的には、『通勤講座』という名称のほうが、インパクトがあって覚えやすかったと思うのですが、名称変更で心機一転といったところなのでしょう。
スタディングが提供する講座は多岐にわたっており、弁理士だけでなく、司法試験、司法書士、行政書士、税理士、中小企業診断士など、難関国家資格の講座を一通り提供しています。
2021年2月には有料講座の受講者数が累計10万人を突破しており、弁理士試験でもコンスタントに合格者を輩出しています。
スタディングのオンライン講座の特徴
スタディングはさすがにオンラインに特化した予備校なだけあって、講義を録画しただけの従来型の予備校の通信講座と比べると、受講生にうれしいいろんな工夫が凝らされています。
スタディングのオンライン講座は、パソコン、スマホ、タブレットで視聴可能なので、状況に応じて最適なデバイスを利用することができます。
通勤時間や休憩時間といったスキマ時間に、スマホを使って弁理士試験の勉強を進めることができるのは、忙しい社会人受験生にはうれしい限りです。
ただ、スキマ時間を有効活用してマイペースで勉強を進められるのはありがたい半面、細切れの勉強になりやすく、何をどこまでやったかがわからなくなることも。
そういった悩みを解決してくれるのが、最適な学習の順番を教えてくれるガイド機能です。
ガイド機能に従えば、適切な順序で勉強を進めることができるので、勉強中に迷子になってしまうことがなく安心です。
私は古い人間なので、オンライン講義がいくらよくても、紙の教材がないと知識が頭に定着する感じがしません。
スタディングは、オプションで冊子版のテキスト6冊(12,800円)を用意してくれているので、「紙じゃなきゃ捗らない!」という人でも安心です。
スタディングの弁理士講座の内容は?
次に、スタディングの弁理士講座のパックコースである『基礎・短答・論文総合コース』について説明します。
講師の伊藤先生は元LEC講師
スタディングの弁理士講座は、弁理士の伊藤先生が講師をされています。
伊藤先生は、スタディングで講師をされる前から大手予備校のLECで講師をされていたベテラン講師です。
私も無料講座を試聴しましたが、非常に落ち着いた講義で、淀みなく話される様子に「頼りになりそう」という印象を持ちました。講義の質はまったく問題ありません。
ただ、個人的には、若干流暢すぎて睡魔に襲われそうにも…(笑)。
もう少ししゃべり下手でも、講師の感情や熱量が前面に押し出された講義のほうが、記憶に残りやすくていいかなと思いますが、そのへんは好みもあるでしょう。
スタディングに興味のある人は、一度伊藤先生の講義を実際に試聴してみるとよいでしょう。
素晴らしいのは、『基礎・短答・論文総合コース』に含まれているすべての講義を伊藤先生が一人で担当されているという点です。
一人の講師が一貫して担当することで、重複のない効率的なプログラムを組むことができますし、講義ごとに講師が変わるよりも受講生もやりやすいと思います。
弁理士講座のボリュームは?
スタディングの弁理士講座のボリュームはどうなのでしょう。
基礎講座に関しては、まったく問題がなく、十分な量が確保されていると思います。オンライン問題集がついているのも加点ポイントです。
1つ気になるのは、論文試験に関するアウトプット講座が少し物足りないかなという点です。
論文のアウトプット講座として、『論文対策講座』(17時間)と『論文問題演習』(15時間)が用意されていますが、それぞれの講義時間が短めなんですよね。
ただ、『頻出15パターン×3サイクル』という勉強法を採用することで効率的な勉強が可能とされているので、講義時間の短さはそれほど問題ではないのかもしれません。
伊藤先生が独自に編み出された勉強法で、過去の論文試験を分析し抽出した頻出15パターンを、特許法・実用新案法、意匠法、商標法を通じて3サイクル繰り返す勉強法。
『頻出15パターン×3サイクル』法は受講生の評価が高いです。
ほかの予備校を圧倒する低価格!
スタディングの弁理士講座の一番の魅力はなんといっても、『88,000円』というその価格です。
資格スクエアでも297,000円なので、どれだけの破格かわかっていただけるかと思います。
独学用の教材としても利用価値が大きいでしょう。
全体の質と量を見ると「ここまで安くしなくてもいいのでは?」というのが正直な感想です(笑)。
これだけ安いと、スタディングで手薄と感じる部分については、浮いたお金でほかの予備校の単独講座を受講することもできますね。
この安さは魅力的すぎる!!
スタディングの弁理士講座の評判(口コミ)
スタディングのサイトからの抜粋になりますが、実際の受講生の評判で興味深いものをいくつか挙げておきます。
非常に役に立った点は、論文で書き方に困ったときに15のパターンに当てはまれば、なんとか書き切れるようになったことです。伊藤先生の推奨する、暗記量を減らし、条文に沿った答案を作成することは非常に有効だと思います。
主にスマホを使用して通勤の電車内で視聴しているので、動画が短時間に区切られているのは、勉強しやすいです。短時間の動画とテーマに即した問題演習で1日の時間を効率よく活用できました。
今回、通勤講座を利用することにしたのは、価格面を重視してコスパが高いと思ったからです。講座の内容に関しては、講師の説明がわかりやすく全体的に満足しています。今後、中上級者向けの短答講座や答練が開講されることを期待します。
もっと多くの口コミを見たい人はこちらからどうぞ。
スタディングが向いている人は?
スタディングの弁理士講座について見てきましたが、俄然興味が湧いた人も多いのではないでしょうか?
私が思うに、次のような人たちにはスタディングが向いていると思います。
- とにかく安く済ませたい人
- まとまった勉強時間が取りにくい人
- 時間のかからない勉強法にトライしたい人
- 独学での試験勉強を考えていた人
スタディングについては、資料請求はないみたいですが、無料で講義を試聴することができますので、興味のある人は一度お試しあれ!
>>スタディングの無料講座体験はこちら
>>スタディングの公式サイトはこちら
スタディングなら始めやすそうですね。
講義もわかりやすいから、一度試聴してみるといいと思うよ。