今日はカブト先生にいろいろ質問させてもらいます。
お手柔らかにお願いします!
当ブログは、「弁理士を目指すか悩んでいる人なら、どんなことが知りたいのかなぁ」ということを考えながら、毎回記事を書いています。
ただ、「みんな興味あるかな?」と思うネタがあっても、1つの記事に仕上げられるほど話を膨らませられないこともよくあります。
そこで、今回は一問一答の形式で、私の個人的な話や意見をいくつか書いてみました。小ネタを集めて1つの記事にしようという魂胆です(笑)。
お付き合いいただければ幸いです。
なぜ弁理士になろうと思ったのですか?
「独り立ちができるような仕事がしたいなぁ」という想いがあったからです。
特許事務所に転職する前は企業で技術職をやっていましたが、その仕事は会社の資金や設備があってこそできることでした。
仕事自体は嫌いではなかったのですが、「会社抜きでは自分は生きていけない」という想いがあり、閉塞感を感じていました。
そんなときに、ある飲み会で友人から教えてもらったのが弁理士という仕事。
弁理士なら理系のバックグラウンドが活かせるし、英語も苦手ではないし、独立開業もできるということで、「これだ!」と思いました。
飲み会が終わってから本屋に直行し、弁理士試験用の参考書を購入。そして、帰宅後、「弁理士を目指す!」と妻に打ち明けました。
我ながら、なかなか衝動的ですよね…(笑)。
ほとんど勢いだけで弁理士になった感じですね。
バレたか…(笑)。
独立開業を目指していますか?
当初は独立する気満々だったんですが、現在勤務している特許事務所の待遇や労働環境に満足しているので、独立開業しようという意志はかなり萎えています(苦笑)。
子どもができて、住宅ローンも抱えて…と人生のステージが進むにつれて、考え方が攻めから守りにシフトしてきたというのもあります。
ただ、「いざとなれば独立という手もある」という考えはいつも頭の片隅にあって、気持ち的には企業勤務のときよりもずっと気楽です。
特許技術者という選択肢は考えなかったですか?
上で書いたように、弁理士という職業を知ったときから弁理士を目指す気満々だったので、特許技術者としてやっていくということは考えなかったです。
もし、受験勉強が長引いて弁理士試験に合格するよりも先に実務がしっかりできるようになっていたら、「弁理士になる」ことの意義をもう少し冷静に見つめ直していたかもしれません。
幸い2回目の受験で弁理士試験に合格できたので、そういう迷いが生じる前に弁理士になれたという感じでした。
弁理士試験で苦労したことは何ですか?
勉強時間の確保です。
弁理士試験は働きながらチャレンジする人が多いですが、私もそうでした。
なので、1日24時間から睡眠時間と勤務時間を引いて、残りどれだけの勉強時間を確保するかということに苦心しました。
まだ子どもがいなかったので、妻の全面的な協力を得ることができましたが、小さなお子さんがいたら本当に大変だと思います。
弁理士を目指すパパさん、ママさん、応援しています!
特許事務所ってどんな職場ですか?
他人のことに無関心な人が多い職場だと思います(笑)。
もちろん事務所によって差はありますが、自分の仕事を淡々とやって、仕事が終わればさっさと帰る。そんな人が多い気がします。
私はそういう雰囲気が嫌いじゃありませんし、定時に帰ったり、休暇を気にせずとれたりと、プライベートを大切にできる環境は大いに気に入ってます。
反対に職場の人間と親密な付き合いがしたいという、いわゆる体育会系の人は、つまらない職場と感じる可能性が高いです。
あと、特許事務所って異様に静かです。
電話が鳴っていないときにはシーンとしてますし、誰とも話さずに一日が終わるということも珍しくありません。
私も慣れるまでは、気持ち悪かったです(笑)。
特許事務所って人によって合う合わないがかなりありそうですね。
確かにそうかもしれない。
企業知財部への転職は考えなかったですか?
安定面や福利厚生において企業内弁理士をうらやましく思うときもありますが、知財部への転職は考えたことがありません。
特許事務所である程度好き勝手にやらせてもらっているので、大きな組織の一員として働くのはもう無理だと思います(笑)。
生まれ変わっても弁理士になりたいですか?
積極的になりたいとは思わないです(苦笑)。
生きていくための仕事して、弁理士という選択は自分にとっては悪くなかった思いますが、もっとウキウキするような仕事をしてみたいという想いはあります。
でも、これと言って具体的な仕事を思いつかないので、結局弁理士業で食べさせてもらうことになるかもしれません。
以上となります。他に質問したいことがあれば、お問い合わせからご連絡ください。
カブト先生の素顔が垣間見れて面白かったです!
そう言ってもらえると嬉しいよ。