大手特許事務所はさっさと辞めるべき?

特許事務所への転職
トンボ
トンボ

転職するならやっぱり大手の特許事務所かな〜

カブト
カブト

未経験者なら小さい事務所より大手がいいかもね。

これまでいくつかの記事で、「未経験者なら大手特許事務所がオススメ」と書いてきました。

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その理由を簡単にまとめると以下の通り。

  • 教育体制がそれなりに整っている
  • 未経験者でも年収500万円前後もらえる可能性がある
  • ブラック特許事務所を回避しやすい
  • のちの転職が比較的しやすい

しかし、経験が長くなると大手特許事務所のメリットは徐々に薄れていき、むしろデメリットのほうが際立ってくる可能性があります。

この記事では、大手特許事務所のデメリットに焦点を当ててみたいと思います。

大手特許事務所は大企業に似ている

大手特許事務所では、大量の仕事を大人数で効率的にこなす必要があるため、組織としての色合いが濃いです。仕事は細分化され、管理系統が明確に存在し、一所員の裁量は小さくなります。

このため、大手特許事務所はいろんな点において大企業に似ています。

大企業の雰囲気が苦にならない人や慣れている人にとっては、大手特許事務所の居心地は悪くないかもしれません。

しかし、私が思うに、特許業界を目指す人ってむしろ大企業の雰囲気が苦手な人が多いと思うんですよね。「チームワークが苦手」とか、「体育会系はイヤ!」とか・・・

そういう大企業の雰囲気が苦手な人たちは、大手特許事務所を窮屈に感じる可能性が高いと思います。

大手特許事務所は慢性的に忙しい

大手特許事務所では、多くの所員を養うため、大企業のクライアントから継続的に多くの仕事を受注する必要があります。

また、クライアントはクライアントで、大手特許事務所を大量の仕事を短納期でもこなしてくれる外注先として捉えているところもあります。

このため、大手特許事務所は常に仕事があふれている状態のところが多いです。経営的にはいいことなのでしょうが、慢性的に労働時間は長くなりがちです。

早く帰れるか、あるいは、休みが取れるかというのは、個人の意思によるところも大きいと思いますが、そうしづらい雰囲気があることは間違いないでしょう。

大手特許事務所では年収が増えない?

大手特許事務所でリーダー職やパートナー職の弁理士となれば、仕事も責任も大変になる分、確実に年収1,000万円を超える高給取りになれるでしょう。

しかし、大手特許事務所での給与格差は大きいです。

というのも、大手特許事務所は一等地の立派なビルにオフィスを構えていることも多く、家賃という固定費も馬鹿になりません。

また、売り上げに直接寄与しない間接部門(事務や総務など)の人員が増えるため、弁理士や特許技術者への還元率は低くなりがちです。

そして、最初に書いたように、上の人たちは結構な高給をもらっており、そういう人たちは簡単に辞めたりはしません。

つまり、一部の高給取りと、その他大勢の安く働いてくれる人たちという構図になりがちで、しかも上のポジションになかなか空きは出ません。

このため、大手特許事務所で処理件数をこなせるようになっても、役職のつかない弁理士や特許技術者でいる限りは、年収は意外に伸びないという現象が起こりやすいのです。

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大手特許事務所に応募するならスペックを上げておこう!

以上、大手特許事務所のデメリットについて書きましたが、あくまでも大雑把な傾向を捉えたにすぎません。

もちろん同じ大手特許事務所でも事務所間によって差はありますので、あまり凝り固まったイメージを持たないように気を付けてください(笑)。

最後に、これは大手特許事務所のデメリットというわけではありませんが、大手特許事務所ではスペックの高い人材を求める傾向が強いです。

このため、出身大学や前職が特にアピールポイントにならない人は、弁理士試験に合格しておくとか、TOEICで800点以上を取っておくなど、スペックを上げてから応募したほうがいいかもしれません。

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トンボ
トンボ

大手特許事務所もいいことばかりではないんですね。

カブト
カブト

どんな規模の特許事務所でも一長一短だね。