弁理士に向いていない5つのタイプとは?

能力・適性
トンボ
トンボ

弁理士に向いていない人ってどんなタイプですか?

カブト
カブト

そうだねぇ、派手好きな人かな(笑)。

「弁理士という職業に興味はあるけど、実際の仕事内容がよくわからないし、自分に向いているのかな?」と悩んでいる人は結構いると思います。

私も特許業界に入るときには、情報不足のせいもあって、「自分は弁理士に向いているのだろうか・・・」という疑問を抱いたまま、とりあえず飛び込んだような状況でした。

幸い今でも弁理士を続けられていますが、弁理士を目指すにあたって、自分の向き不向きを知っておくことはとても大切です。

というのも、弁理士(あるいは特許技術者)というのは、基本的に毎日、明細書作成や中間処理といった同じ仕事の繰り返しだからです。特許事務所を変えても、多少ポジションが変わったとしても、仕事内容は基本的に同じです。

6.弁理士と特許技術者の違いは?弁理士になることのメリットは?
トンボ 弁理士でなくても特許事務所で働けるんだったら、苦労して弁理士になる意味はあるんでしょうか? カブト そこをどう考えるかは、人それぞれかなぁ。 下の記事でも書いたように、...
4.弁理士の主要業務(明細書作成と中間処理)を具体例で説明してみると?
トンボ 弁理士の仕事内容について具体的に教えてください! カブト じゃあ、簡単な具体例を交えながら、できるだけわかりやすく説明するね。 弁理士の主な仕事は、特許権などの産業財産...

「この仕事に向いてない」と後で気づいても、特許業界では逃げ場はありません。ほかの業界に転職し直すしかなく、大きなロスになってしまいます。

この記事では、性格的なことも含めて、弁理士に向いていないと思うタイプを5つ挙げてみましたので、一度自己診断してみてください。

非論理的な人

弁理士は、技術を理解し、法律を運用する必要があります。そのため、「論理的に物事を考えられる」というのは、弁理士にとって必須の能力です。

弁理士には、理屈っぽい人が多いですが、これは職業病だと思って温かい目で見守ってもらえるとありがたいです(笑)。

論理的でいるためには、常に「これでいいのか?」と自問自答しながら、一貫性のある筋道を立てる習慣を身に付けることが大事です。

初心者でも「この人は弁理士に向いているな」と私が感じる人は、「なぜこうなるの?」という質問に対して、きちんと答えることができる人です。

答え自体は間違っていてもいいのです。その人の考えた筋道が見えれば、ちゃんと論理的に考えたんだなというのはわかります。

反対に「なんとなく・・・」とか「〇〇さんがそう言ってたので」という答え方をする人に対しては、「この人、大丈夫かなぁ」という印象を持ってしまいます。

文章嫌いの人

特許文献というものを見たことのない人は、『特許情報プラットフォーム』で適当なキーワードを入れて、特許文献を検索して目を通してみましょう。詳しくは下の記事を参考にしてください。

3.産業財産権を取得するための特許庁への手続きの流れ
トンボ 産業財産権を取るための手続きってどういうものなんですか? カブト 特許庁に「この内容で権利がほしい」という趣旨の書類を提出して、それを審査官に審査してもらうんだ。 弁理...

明細書作成では、特許文献をひたすら書くことになります。また、中間処理では、特許文献をひたすら読むことになります。

「文章を書くのも読むのも嫌い!」という人にとって、弁理士の仕事はストレスの塊みたいなものです。弁理士を目指すのはやめておいたほうが無難だと思います。

英語アレルギーの人

弁理士の仕事では、英語の特許文献を読んだり、英文をチェックしたりすることもあります。会話やライティングはできなくても何とかなりますが、英語の読解力は必須に近いです。

弁理士に英語は必須?内外業務・外内業務とは?
トンボ 弁理士になるには英語も話せないとダメですか? カブト 英会話の必要はあまりないけど読解力は必要だよ。 今や多くのビジネスマンが無縁ではいられない英語。弁理士も例外ではあ...

このため、英語が得意のほうが好ましいのはもちろんですが、得意でなくても構いません。大学受験を乗り切った英語力があれば努力でカバーできます。

ただし、英語アレルギーまで行くと、弁理士としてやっていくのは厳しいかもしれません。

デスクワークが苦手な人

基本的に弁理士の仕事はデスクワークです。

出張や研修などで外出することもありますが、パソコンや特許文献とにらめっこしている時間が圧倒的に長いです。

「デスクワークが苦手」とか「パソコンは無理!」という人には、地獄の日々となります。

腰痛、肩こり、眼精疲労・・・。このあたりは弁理士の職業病かもしれません。

地味なのが嫌いな人

最初に書いた「派手好きな人は弁理士に向いていない」というのは、まんざら冗談でもありません。

弁理士の仕事は地味です。上でも書いたように、ほとんど毎日、パソコンや特許文献と向き合う日々です。他人と会話することなく、一日の仕事が終わることもあります。

仕事だけでなく、弁理士をやっている人間も地味目です。ほかの士業は文系出身者が多いので、女性も多く華やかさもあるかもしれませんが、特許業界は本当に色気がありません(苦笑)。

社交好きな人、体育会系のノリの人などには、特許業界はうんざりするほど退屈に映るかもしれません。反対に、人付き合いを好まず、飲み会なども苦手な人には、居心地は悪くないと思います。

くれぐれも、「弁理士って弁護士みたいでカッコよさそう!」という勘違いをしたまま、特許業界に入ることのないようご注意ください(笑)。

トンボ
トンボ

幸か不幸か、地味な僕は特許業界が向いているのかな・・・

カブト
カブト

最後のは半分冗談だけど、弁理士を一生続けていくには案外大事なことかもしれないと思うんだ。