特許事務所の採用担当者は応募者のここを見ている!

特許事務所への転職
トンボ
トンボ

特許事務所の採用活動で応募者を選考する際のポイントってありますか?

カブト
カブト

挨拶ができるかどうか!(笑)

私は所員数が50名程度の特許事務所でグループリーダーを務めており、弁理士・特許技術者の採用活動にも関わっています。

まず応募者の履歴書と職務経歴書を見せてもらって面接するかどうかを検討し、面接をすることに決まった場合には面接にも同席させてもらっています。

そこで、今回の記事では、特許事務所の採用担当者が応募者のどのような点を主にチェックしているのかについてお話ししたいと思います。

ちょいちょい上から目線ですが、ご容赦ください(笑)。

履歴書・職務経歴書はここをチェック

応募者の履歴書と職務経歴書を所長から渡されたときに、私が重点的にチェックするポイントは、年齢、学歴・職歴、英語の資格の3つです。

年齢

まずチェックするのは年齢です。

年齢をチェックするのは、どういう位置づけの人材となり得るかを確認するためです。

例えば、まだ20代の若い人なら、将来的に事務所を支えてくれる人材として捉え、多少時間をかけても一人前になってくれればいいと考えます。

なので、特許業務が未経験であっても、専門が多少ストライクゾーンから外れていても、ほかに大きな問題がなさそうなら、「とりあえず面接したい」となることが多いです。

一方、40代の人の応募であれば、「即戦力になるか」という視点が濃厚になります。

40代で未経験者なら即却下というわけではありませんが、ほかのプラスアルファがないと面接したいとは思わないのが正直なところです。

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学歴・職歴

学歴は高学歴であるに越したことはないですが、学歴の高低よりも専門に注目します。

私は主に機械案件の出願が多いクライアントの担当をしているので、専門が化学やバイオの応募者は基本的にはパスさせてもらいます。

しかし、最近はなぜかバイオの応募者が多く、機械や電気の応募者は非常に少ないので、あまり贅沢も言ってられません。若い人であればバイオや化学でも面接をさせてもらうこともあります。

職歴は学歴以上に重視します。学歴がどうであれ、職歴が魅力的であれば俄然興味がわきます。

私にとって魅力的な職歴とは、「特許事務所での勤務経験あり」、「メーカーで技術者としての勤務経験あり」、「転職回数が少ない」などです。

「転職回数が多いからダメ」というわけではありませんが、一貫性なく転々とされている場合は「うちもすぐにやめるんだろうな」という邪推が働きます。

転職回数が多いと自覚のある人は、履歴書でその理由をうまく説明できれば、弱みを強みに変えることができるかもしれませんよ。

英語の資格

私が担当しているクライアントは外国出願の割合が多く、毎日のように届く各国からのOAをテンポよく処理するためには、ある程度の英語力が必須となります。

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TOEIC800点以上、英検準1級以上なら文句なしです。そこまでいかなくても、TOEIC700点ぐらいあれば安心感があります。

英語の資格について何も履歴書に記載されていない場合は、面接で必ず尋ねますし、私の事務所では面接時に英語のテストも受けてもらうことになっています。

面接ではここをチェック

面接で私が主にチェックするポイントは2つです。

1つ目は「質問に対する答えが的確かどうか」ということ。もう1つは「挨拶がきちんとできるかどうか」です。

質問に対する答えが的確かどうか

「質問にちゃんと答えない人」って結構いるんですよね。

例えば、「あの案件はできた?」という質問に対して、「あの案件、急ぎでしたっけ?」と返してくるような人です。

こういう返事をされると、「できたかできてないかを聞いとんねん!!」と心の中で毒づいてしまいます(笑)。

そういう人は苦手ですし、特許業務を遂行するうえで会話のキャッチボールができないのは致命的と考えているので、私にとって重要なチェックポイントです。

挨拶がきちんとできるかどうか

「小学生じゃあるまいし…」と言われそうですが、大人でも挨拶は大事ですよね。

非体育会系・オタク系が主流派の特許事務所では、挨拶をしない人って案外多いです。私も企業から転職してきたときは若干引きました(笑)。

特に「ありがとうございます」と「すみませんでした」が言えない人とは、どんな関係であろうと私はあまりお付き合いしたくありません。

人を指導していると、自分の思い通りにならずに苛立ちを覚えることも少なくありません。

しかし、「ありがとうございます」と「すみませんでした」をちゃんと言ってくれる人となら、まあ一緒にやっていけます。その一言で救われます。

面接で最低限の挨拶ができていない人は私的にはアウトです。

『面接マニュアル本』とかに書かれていそうな基本的なことですが、挨拶はやっぱり大事です。

面接では背伸びをせずにありのままでいい

最後に1つだけアドバイスをさせてください。

それは、「面接ではあまり背伸びをせずに、ありのままの自分を見てもらえばいい」ということです。

特許事務所ではかなり濃密(!)な指導を受けることになると思います。うまくやっていけるかどうかは、結局、指導者との相性に尽きるのかな、と。

背伸びしたあなたではなく、素のあなたを面接で見せておいたほうが、相性の合う指導者に出会える可能性が高くなると思います。

面接は、特許事務所が応募者を選考するだけでなく、応募者が特許事務所を選別する場でもあります。「ここで働いてやろうかな?」ぐらいの気持ちでドーンと構えて面接に臨みましょう(笑)。

「面接はどうしても不安」という人は、リーガルジョブボードなら希望すればエージェントが面接にも同席してくれます。こういうサービスを使うのも1つの手でしょう。

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以上、独断に満ちた記事となりましたが、特許事務所に転職しようとしている人の参考になれば幸いです。

トンボ
トンボ

面接ってどうしても背伸びしちゃいますよね。

カブト
カブト

後々のことを考えると、背伸びしすぎはやめておいたほうが無難だよ。